食卓から魚が消える??

 

 

 

 左のグラフは、世界の水産資源の現状を表したものです。

現在、世界的に水産資源の利用がひっ迫していることが読み取れると思います。

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 FAO(国連農業食料機関)によれば、魚介類は世界で消費される16%のタンパク源となり、5.4億人の雇用を生み出していると推計されています。

 1950年代から1990年代にかけて海洋漁業は4倍の規模に拡大しており、以来漁獲努力量(漁船の隻数や操業日数など)を増やしているにも関わらず、全体の漁獲量は減少している状態にまで来てしまいました。これは多くの水産資源が再生能力を下回るところまで減少してしまったことを意味しています(GBO3)。

 

世界中の魚を食べる日本人

出典:平成21年度 水産白書
出典:平成21年度 水産白書

 日本人は世界で最も魚介類を食します。上は日本における魚介類の生産と消費の構造を示した図ですが、ここからは日本が世界から多くの魚介類を輸入して消費していることが読み取れます。

 左側の図が昭和63年度、右が平成20年度の状況を表しています。昭和63年当時はマイワシの豊漁期で、タラの資源量も今よりはあったため国内生産量は大きいのに対し、平成20年度になると国内生産は半分以下に落ち込み、代わって輸入の割合が増加しています。

 

 国内の需要を満たすには現状では輸入が避けられません。国内の水産資源の回復・漁業の再構築と共に、日本人は世界の水産資源の現状へも目を向けなければいけないと思われます。